top of page
haricobacoは
張子を筥にしています
皆さまは「犬筥(いぬばこ)」をご存知ですか?犬がふせた姿の置物で、上半分がフタ、下半分がハコ、小物入れの形をしています。平安時代、出産の場のお守りとして飾られました。これが日本での初期の張子と言われています。
犬筥以降、日本中で人形、縁起物、おもちゃ等、様々なものがつくられ、現在も、ダルマ、会津の赤べこ、干支の置物など、たくさんの地域で、それぞれに特徴のある、素朴で愛らしい郷土玩具がつくられ続けています。
ある日、いつものように集めた張子を愛でていると、突然「横に切って、犬筥みたいにしてみたい!」という衝動にかられました。さっそくしてみると、素敵な鼠筥になりました。そして、鼠筥に中身をいれてみると、いつもと異なる新鮮さと、愉しさが生まれました。
私の大好きな張子が、筥、BOXになり、中身を入れることで、より多くの方々と愉しさを共有できたら、こんなに素敵なことはありません。
私がインスピレーションを得た「お話し」や「風景」などを、筥に仕立てていこうと思っています。
作品を「はりこ筥」と名付け、「haricobaco」の名前で活動を始めました。
bottom of page